自作ラノベ。やばい内容です。ご注意を。w
あるところに美しい森があった。そこには一人の魔女が住んでいると言われていた。
そして、そこに足を踏み入れ、彼女に出会った者は、二度と帰ってこなくなるのだと言う…。
ある村に一人の男がいた。名はハンスと言い、彼は冴えない孤独な青年であった。
ある日、ハンスは買い物に出かけ、ある店に入ろうとした時、
戸口から一人の女が出てきたので、彼はその道を譲った。
女はそんな彼に穏かな表情で一礼した。
ハンスはその女の顔を見てはっとした。この村の女ではない。
美しい。その儚げでたおやかな物腰、流れるような艶やかな黒髪、吸い込まれそうな漆黒の瞳…。
ハンスは雷にでも打たれたように立ち尽くし、彼女が去っていく姿をいつまでも見つめていた。
そして、ハンスはそれからこの女のことばかり考えるようになった。
一体どこに住んでいるのか、できればもう一目会えないものかと。
そんな時、彼は村で再び彼女の姿を目にかけた。女は時折この村に用足しに来ているようだった。
彼女の姿を見かける度、ハンスの胸は高鳴り、熱い思いが込み上げてくるようで、それはどんどん強くなっていった。
しかし、この男には彼女に声をかける勇気はなかった…。いつも彼は影から女を見つめた。
ハンスの中で、女は彼の求める偶像であった。彼は淫らな想像に支配された。
その中で女はハンスに微笑み、彼を受け入れるのだった。
彼女に近づきたいと言う思いが芽生え、その思いが抑えられなくなった。
しかし、ハンスはコミュニケーションの取り方を知らない男である。
そして、ある時、ハンスはこっそり女の後を付けると言う行動に出た。
女は木々の茂る道を行き、やがて目の前に美しい森が現れた。
「この森は…。」その森は魔女が住むと言われる、まやかしの森であったのだ。
この森で謎の失踪を遂げた人間は数知れずで、ほぼ誰も近寄ろうとはしない。
女はその中へと入っていく…。一体何故?
ハンスは戸惑い躊躇して立ち止まった。しかし、彼女への想いがそれに勝っていたのだ。
男はごくりと唾を飲むと、意を決して森の中へと足を踏み入れた。
二人は奥へ奥へと進んでいく…。進むほどに、清爽とした緑は暗く色をなくし、
穏やかな木漏れ日、小鳥たちの囀りは、静かな草木のざわめきに変わった…。
そして、女は一つの大木の前に立つと、その手を空に掲げた。
すると、周囲の空気がざわめき、生温い黒い風となり吹き抜け、女に纏わりついた。
女は微笑んでそれを迎え、その風に包まれると、その身はその中へ溶け込み、艶めかしく絡み合った。
くすくすと笑う人ならざる者たちの声がその場に響いた。
「うあ…あ…!」それを見たハンスは恐怖に驚愕した。あの女は人間ではない!
しかし、彼の目はその光景に釘付けになり、その場から離れることもできずに立ち尽くしていた。
一瞬、女がこちらに振り向き、彼に向かって笑んだ気がした。「ひっ!」
その貌は、村で出会った時とは違う、闇を纏った挑発的で艶然としたものだった。
その視線にハンスの心は震えた。ハンスは恐怖すると同時に魅入られていたのだ。
思わず彼はその場から逃げようとして、木の根に躓いて転んでしまう。
すると、その前に誰かが立った。
すらりと伸びた一糸纏わぬ白い足、夢にまで見た皇かな肌、濡れた唇…。
魔女であるこの女。獲物である彼を見つめるその目は、今暗く青い光に輝いている。
「私の森へようこそ。あなたを待っていたわ…。」
ハンスは、ガタガタ震え、破裂しそうな心臓の高鳴りを覚えながら、後ずさった。
「どうして後ずさるの…?ずっと私のことを考えていたんでしょう?
こうなることを。怖がらないで、こっちへ来て…。」
ハンスは一歩引く。魔女はそんな彼に歩を進める。
そして、彼の頬に形のいい手で触れ、優しく撫でた。ぞくぞくするような愛撫だった。
「とくと私を見るといいわ。あなたの全てを食い尽くしてあげる。」
魔女はハンスにしなだれかかった。
彼の唇を自分の唇で塞ぐと、情熱的に絡め、口内に舌を這わせた。
ハンスは今や、流されるがままに押しては返す恍惚と快楽に溺れていた。
そのハンスが衝撃に目を剥いた。「…っ…ごぼっ…!!」彼は声にならないくぐもった声を上げる。
魔女はそんな彼を据わった瞳で見据え、その舌から彼の体内へと、溢れる瘴気を注ぎ込んだのだ。
それは一気にハンスの体のあちこちを伝い、その細胞は沸騰し、めちゃくちゃに姿を変えてゆく…。
人ならざる魔性の魔物へと。
彼女の唇が、手が、自分の体を這う度に、闇へと染まっていく自分を感じる…。
それでも、もう彼はそんなことはどうでもよくなっていた。
「くくくく…あはははは…!」魔女は高らかに笑った。以来、この男の行方を知る者はいない…。
後書きコメント
ネタがやばすぎる。 かなりの爆弾ネタ。
この女怖すぎるだろって言う。サキュバス系かな。
そして主人公のハンスもキモイ。
一体どういう神経してればこういう話が書けるんだって感じだよね。
こういう話をあからさまに書くなと。
メタルとか聴きながら文章書いたら凶暴化した。
エロが下手なのは気にすんな。
自分では結構気に入ってるんだ。w
私の感性はやはり少し謎です。
合わない方は回れ右がお勧め。
もうルサンチマンにすら縋りたいとは思わない。
自虐で笑いを取れるようになることが今の目標。
口汚い本音全開です。2の話とかも普通にしちゃってるし。w
よい子は真似しないように。
言いたいことを言ってしまってるけど、
私の言葉には何の力もありません。
ここにある文章を勝手に無断転載したりはしないでください。(まずいないとは思いますが。w)
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